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シティ全快ならず [車 シティ]

去年から大分ご無沙汰したが、これには理由がある。
残念ながらシティの調子が悪いのだ。何故、今頃になってとお思いだろうが、修理が終わって帰ってきたのが八月も半ばの熱いころだった。そう、一月二十五日に入庫して約八か月かかったわけで、正直「やっとか」という思いだった。

整備士のお兄ちゃん、頑張ってくれたんだねぇ…なんて考えて走り始めたのは、それは一年で一番熱いころである。
そう、エアコンをかけてアイドルアップ(冷やすためにコンプレッサーなるものを回すため電気を消費するので標準よりエンジンをかけて止まっている間でも少し回転を上げるシステム)してしまっているので一見快調に思ってしまったのだ。
嬉しくてドライブ三昧…なんてしない。何しろ年代物、もし壊したら部品が殆ど無いのだ。
「車なんて走って何ぼじゃあ」という人もいると思うがへそくりを三十万出して修理した車、一週間に一度と決めて優しく乗ってやらねば。

シティ_2.jpg

そうして九月も後半、もう少しで十月に入るころ、ことは起こった。
突然のエンスト。
カミさんに「カッチョ悪いー」と言われてしまったが、私は何もしていない。
その後、たびたびこの現象が起こって今日に至っている。赤信号で止まるときなどにとても神経を使ってしまう。当然お金をかけたのだから、それを整備したところへ持って行って説明。

ところがこのお兄ちゃん、最初は「こんな車を整備できるのは光栄です」とか言っていたのが、今となっては「もう飽きた、この次の車検あたりまでにやる気になったら見てみましょう」というお言葉が返ってきた。
そういえば以前言っていた。「気が乗らない仕事はそれとなくお断りする」と。そう、私の車がそれになってしまったらしい。
素人考えではキャブレターだと思うが、そのほか車検やタイヤ交換・ブレーキ関係も全て込みで三十万とはいえ、この金額はチャント走るカブリオレを中古で買ってもそのくらいで手に入る。
走行距離が少ないので本人はそれ以上と思っているが、兎に角、完璧に走るようにしてほしい。しかし、彼はいくら懇願しても動かない。いや、私のシティも動かない。

そんなこんなで、それ程近くはないその修理工場と自宅の往復で時間を取られ、ついに年を越してしまったというわけだ。冒頭のご無沙汰とは楽しくて車に夢中になっていたのではなく、焦りと絶望感で時が過ぎて行ったのだ。
しかし、触ったこともないエンジンやキャブを動くようにしてしまうのだからと、こちらも頻りに感心していたのだが、気分屋のお兄ちゃんだったとは…これは仕事なのだと割り切ってとことん責任を持ってやってほしいのだが、好奇心が失せたら「もうやらない」「持ってこないで」になってしまった。

しかし、昭和生まれはそこでめげない。素人とはいえ昔取った杵柄、キャブくらいと合っていないガソリンのレベル調整やら、高い洗浄剤をぶち込んで今のところ試運転。
少しずつ走りもマシにはなってはきたが、相変わらずのエンストは拭いきれない。

決してそのお兄ちゃんの批判をしているわけではない、趣味的に仕事をやっている人や職人で気が向かないと眼もくれない人は結構いる。しかし、この手の車は他のところへ持って行っても「ハイ、やります」とはいっいくれないのが当たり前。netで一生懸命それらしい所を探すのだが、大阪に元SF(ホンダのサービスファクトリー)に勤めていた人たちが集まって会社を作っているらしいが、こちらは関東である。そこまでこのシティがたどりつく保証もない。
陸送なんてとんでもない!!
埼玉にも「昭和のホンダ車」を得意としているところはあるがそれでも100km位の距離である。勿論高速道路走行なんて論外。途中で止まったらと思うと怖くて…

と、自分の気持ちを見つめなおしたら結構この状況を楽しんでいる。人の悲劇は蜜の味みたいなところがあるが、私はこんなにマゾヒストだったのだろうか。
ということで少しずつ設定を変えて試運転をしている画像をアップする。
見た目だけは新車みたいなんだけどねぇ。中身は…残念ながら。


●こちらもどうぞ--------------------------------------
少し以前の失敗談 tom room:「悲しき軽運送屋の顛末記」

幼い時の私的思い出 tom room:「あえぐ夢」 懐かしき私の昭和


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