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シティ今度こそ復活 [車 シティ]

いやー、長かった。
実に一年半、不動車になってから何のストレスもなく公道を走れるようになるまで。
一時復活かと思った我が愛車も、結局信号で止まるたびにエンスト。このいきさつは前回の「復活ならず」で述べた通りだが、運転している本人にとっては大問題で何とかここまで動くようになったのだからストレスなく走ってくれないかと願っていた。

遡ること一年半前に足に使っていた車を処分した際に「これからシティを修理する」と業者に言ったことがあった。
そこで「ああ、あそこのディーラに出すんですね」と言われたことが頭のどこかに残っていた。
結局は若い冒険家に託したのだが…調子を取り戻すには再度どこかに依頼するしかないと、考えあぐねていた私を動かした。
最初は埼玉にある専門業者に依頼するつもりでいたが、いかんせん距離的にも料金的にも無理があった。いや、私の面倒な気持ちがどこか躊躇させているところがあったのかもしれない。

近くで診てくれるところはないかと苦し紛れに電話したのはその廃車業者の言ったディーラだった。

シティ_5web_2.jpg

そこは単なる普通のホンダの販売店でまさかこんなところでというような感じ。新車ばかりがゾロゾロ展示してある、とても26年前の車を何とかしてくれるとは思えない店構えだった。

「そちらは古い車も何とかしてくれると聞いて連絡したんですけど…」と始まった交渉でだったが、話を進めていくうちに「ウチの工場長はCVCCのエンジンを診られますよ」という意外な返事が返ってきた。
私のシティを新車で購入したディーラは若いチーフの元、二十歳代の整備士しかいないので断られたが、ここのディーラには二人もこれを扱える整備士がいるという。その工場長は入社して以来、十年前までこれを専門に整備していたらしい。これは頼もしい。

ダメ元で電話したら瓢箪から駒になった。
兎に角、診てもらおうと車を持ち込んだ。一回目は蓋(エアクリーナー)を開けて様子を見るだけ。とりあえず近場を一周して症状を見る…

丁度、三月の末だったので業務が立て込んでいてすぐには見られないとのこと。
日にちを月を超えて予約、四月の初旬に再度入庫ということになった。

なんとあっけない。
代車を借りて三日目「原因が分かったので部品を注文していますので、今週中には直るでしょう」。
ん、工場長ってそんなに暇なのか?
そんなくらい直ぐに修理に入ってくれたらしい。いかんせん、部品の廃番のものがある。その旨話しておいたのだが、若い冒険家に部品取りのシティを買ってもらった際にキャブレターを手に入れてあった。これがスムーズに修理できた原因、ラッキー!
早速、中古のキャブを持ち込んで待つこと一週間。

戻ってきたシティは何の不調もなく、アイドリングも指定の650rpmをピッタリ指している。
さすが経験者に勝るものはない。
それでも、もし、若い冒険家がキャブのオーバーホールの際に調整ネジを回していたらこんなに簡単にはいかなかったらしい。さすがにその冒険家もそこまでするのは怖かったのだろう。

その工場長も54歳、あと6年は面倒を見てくれるがそのあと(まだ乗るのかよー)はどこに…
正直、体力が許せばあと15年は乗りたいのだ。走行距離で言えば10万キロ。
果たして車が壊れずに走ってくれるか、私の体がもってくれるか。

今は毎週の暇な時間にシティに乗ることが楽しみな一時になっている。
が、問題が…それは次回に書くことにして今は心が満たされている自分がいる。今回の修理費と前回のレストア代で総額40万、シティの中古車が十分買える金額ではあるが新車から可愛がった車が蘇ったのだからこちらが良いに決まっている。

ちなみに、若い冒険家にも感謝しておこう。というのも最初の不動車のままでは持ち込んだディーラでも受けてくれなかったらしい。「うちはレストア業ではない」という理由で。動いて不調というところまで頑張ってくれたのは近頃の部品交換整備士と違った若い彼のおかげでもある。


●こちらもどうぞ--------------------------------------
少し以前の失敗談 tom room:「悲しき軽運送屋の顛末記」

幼い時の私的思い出 tom room:「あえぐ夢」 懐かしき私の昭和





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