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枝葉末節-1 [雑記]

久しぶりに暇ができたので、メタボ検診に行ってきた。そこでふっと過った思いが以前ブログで書いたことと同じだったため、それを読み返してみた。数年前のものながら「私も若かったな」と思う意見と、「思いは同じだな」ということを書いている。そこで再度このブログを少し修正を加えつつ、掘り返してみようかと思った。今でこそso-net blogに主力を置いているが(といってもそう頻繁には更新はしていないが)当時はtom room-2・3と他社2箇所のブログサイトにアップしていたのだ。相変わらず読みにくく、どうでもよい長い文面であるが…

【病院って不思議だ 2006_6/19 】

私は高血圧だ。2週間に一回薬を貰いに行く。これは不思議ではない。
あるとき咳が出始め3か月が経過しても収束に向かわなかった。仕方が無いので定期ではない診療を申し出た。
まずは血液検査、レントゲン…そうして結果が出る前に薬を貰う。何に効くのだろう? 検査の結果は一週間後である。これで検査料と薬代で5千円弱。とりあえず初診料もシッカリ取られる。
このごろの医者は領収書に明細が見られるようになった。薬も名前と効能が分かるようにコピーをくれる。
その中に医療管理等と言う項目がある。結構な点数である。

一般の大きな病院は3時間くらい待たされて、診療は一分なんて事もざらであるが、それでもこの点数がつく。多分、病状を聞いて聴診器をあてると取られる料金なのだと思われる。はっきりは聞けない。また、聞く人もそう居ないだろう。
小さい医院なら、予約を取ってその時間に行き話しもたっぷり聞いてもらって、それらしい(血圧の計測とか、ベットに寝て上半身を触診するとか…)ことをして時間をかける。ま、話を聞いてもらっただけでも安心できるのでそれは良い。「医は仁術」なのだから。

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と、ここで疑問が沸く。最初に貰った薬が効かなかった場合、次に診察してもらうと新たな薬を処方される…また投薬料なるものを取られる。
んー、これって前回の薬は見立てと違っていたと言うことだ。またまた、今回の薬で改善が見られなければ「それではこちらを使って見ましょう」になるのだが、一向に返金が無い。誤診とまではいかなくても毎回薬が変わって、その支払いは患者にある。「これって変じゃあありません? 」と言いたくなる。

現実に今回貰った薬は私の体に合わず、一回の吸引で(吸入器タイプの薬だった)気分が悪くなり、やめてしまった。医者曰く「ほとんどの人には副作用らしい症状は見られないのだけど…ま、危なかったら捨ててください」えっ、数千円した薬を簡単に捨てろときた。
チョット普通の人種とは感覚が違うんじゃないか。

普通の社会では少しでも事実に反する品物を売ったりした場合は返品し、現金で帰ってくるか、または他の商品に買えるのが常識。
しかし、病院では値引きもしてくれない。「そこまで言われるのは、心外だ。最初から判る病気はない」と病院の先生は反論するだろうが、たとえば一週間分の薬を貰って4日飲んでも効果が無かったら、病院へ再度行くでしょう。その時余った薬はどうするのか。ウチに置いて貯めている人も居るが、大部分の人は捨てるだろう。
医者に聞けば一年や二年は薬の効き目に変化は無いとは言うが自分で症状を見て以前の薬を探し出して飲む人が何人いるのだろか。
出来れば引き取ってもらいたい。もしくは次の薬代から差し引くとか…
4回もいくと治療費だけで一万五千円くらいにはなる(国民保険の場合)。そのつど薬代の項目を見ると点数が一番多い。当たり前のように取られる。誰も文句を言わないばかりか、「ありがとうございました」と礼まで行って帰るのだ。
第一、検査や薬を貰う前に値段がわからない! これが困る。多分これくらいかかるだろうと思われる金額を持って病院に行っても足らなかったらどうするのか。

判らないから検査をするのだが、その検査の結果がなんでもなければ結局は無駄をしたことになる。これも患者持ち。
医療の世界は不思議なところだとは思わないか。だから「儲かるから医者になる」人が増える。有難がられ権威を見せるのは受診する側もやぶさかではない。しかし、料金になると少し変だ、と感じるのは私だけだろうか。
大学病院の研究員のように過酷で給料も安い医者もいる代わりに金銭感覚が麻痺した大先生的医者もたくさんいる。
年寄りが暇だから病院へ行くでは困るが、どうしても行かなければ治らない病人が、もしお金が無かったら家で我慢して寝ていなければならない…そんな時代がもう直ぐやって来そうな気がする。

(2012_12/29)

…と数年前に書いたが、現在テレビのニュースなどで頻繁に報じられている高齢者や無職の男性が飢餓状態でアパートの一室で孤独死していたり、介護者である娘と老人の連鎖的な死亡事件。
あれは弱って病院へ行けない人もいるのだろう。しかし、生活に疲れ経済的にも通院が無理な病人も多数いると思う。
何故、公的福祉団体に相談に行かないのか?…そんなことを思う人は裕福である。少なくても生活に困窮してはいないだろう。自分がそこに陥った時にはそんなことは考えられないのではないか。
他人ごとではない、私も連れ合いに先立たれたり、また私が先に逝ってしまえばどちらかの孤独死は免れない。今、そんな現実が起きている。


●こちらもどうぞ--------------------------------------
少し以前の失敗談 tom room:「悲しき軽運送屋の顛末記」

幼い時の私的思い出 tom room:「あえぐ夢」 懐かしき私の昭和


タグ:病院 料金
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